<お受験あるある>おっとり系女子はどこで差をつけたらいいのか問題。


男児には男児の、
女児には女児の子育て悩みがつきものですが..

受験も然り。

これについては私も
直前までモヤモヤした日々を送りました。

女の子って、大変。



”仕上がって” 見える女子。
どこで差がつく?

たまたま、私のまわりには
男の子のお友達ママさんが多く
(いま思えばこれでよかった。同性である女の子ママたちは
志望校かぶりや比べ合いに相当疲弊していたようでした💦)


男子はとにかく、
「やんちゃな周囲に流されないこと」
「フラフラせずに5分立っていられること」


この2つをクリアできなければ

どんなにペーパーができても
考査がひっくり返ってしまうそうで..😭

男の子のママたちは
最後のさいごまでこの点において
腐心されていた気がします。


そして必ず
「○○ちゃん(娘)は良いわねぇ〜」

って言われていました。


が、チガーーウ!!


女児はきっとソコじゃない。

むしろ、女児ばかりを集めた私立女子校コースでは
ほとんどの女子がそれをクリアしています。

お受験用語でいえば

「仕上がっている。」


その前提で

「ドコで差をつけたら良いのよーーーー!!!😭」


心の中は雄叫び状態でした。
とくに、娘みたいに一歩引いた静かな子の場合
リーダーシップで魅せられるわけじゃなし
テキパキも、ハキハキもしていない
(無理にやらせようとすると不自然なので娘の良さは矯正しませんでした)

黙っていれば埋もれてしまうこと必至です

この投稿を見て、
あぁ..当時の娘と一緒だ
と涙がちょちょ切れます💦

この12行に娘のすべてが凝縮。


いまでも正解はわかりませんが

あれこれ考えた末..


「どんなに人気校であっても
相手は小学校🏫

クラス運営ってものがあって
全員がリーダーシップ系だったら
成り立たないんじゃないか。

多様性がこれだけ叫ばれている中で
いわゆる”キラリ系”だけが
集められた不自然な学級の中に飛び込むのは
それはそれで息苦しいだろう」


そう自分に言い聞かせて
周囲の ”デキるお子さん” を見ないようにして←
後半戦を駆け抜けました。


1.志望校の求める子ども像が
熟慮型だったというそもそも論

そしてこれは
完全に、受験が終わってから
確信した思いなのですが..
(当時は不安でグラグラでした💦

今思い悩んでいらっしゃる親御さんがたの
少しでも勇気になればと残しておきますね

まず、娘が複数ご縁をいただけたのは
「志望校がそれぞれウチの教育方針とフィットしていたこと」
これに尽きると思います。

イキナリ元も子もなくてすいません🙏

娘の第一志望はカトリックのおっとり女子校
「あなたを赦します」の精神で
博愛、協調を掲げている学校でした。

ゆえに面接での質問や雰囲気も
「落とすため」ではなく「その子の良さを引き出す」タイプのもの。

その温かい空気感の中で、娘は緊張をほぐされ
持っている力以上のものを出せた、のではないかと。

行動観察でも、子どもたちを体育館で自由に遊ばせて
(まるで休み時間みたいに自然な流れで)
教員の目のないところでボールをどう貸し借りするか、や
中に入れない、声を掛け合う
などの振る舞いを見られていたようです

ふだん、大人の目があると
恥ずかしくてお友達を助けたりできない娘が
(そういうのわざとらしくて嫌い、と言って💦)
「泣きそうな子がいたから手をぎゅってしてあげたよ」と。

余計なプレッシャーなく
すなおに発揮できたようでした。

ああ、そういう空気感を醸成してくださったのは
やはりあの学校らしいな、と思った次第であります。


つまり学校のタイプ=面接の雰囲気、であったりして
(それは確信済み。圧迫系、競わせる系は入ってからも競争が激しいようです💦)

学校のカラーに合っていれば
おのずと、魅力を発揮できるような考査の内容になっているのではないかと。


ちなみにペーパーのある2校とも最後まで終わらなかった娘..
でもどちらも
のびのび系の(詰め込み学習を嫌う)校風だったせいか
ご縁をいただくことができたのでした。

だからきっと

スピードだけではないはず!

2.声は小さくてもいいから
相手の目を見て話す

ハキハキもしてないし
声も小さくなりがちだった娘。

お教室でも「もっと大きな声で!」と言われて
萎縮しちゃってた時期もあったのですが..

私は、それにはちょっと思うところがあって。
(不自然に大きな声で挨拶するのがあまり好きじゃなくて)

「声が届いてない、っていうのは
ボリュームじゃなくて
相手をちゃんと見てないからちゃう?

無理して大きな声を出さなくていいから
相手の目をみて、難しかったら鼻をみて
言ってみてごらん?
きっと、次から注意されない👍」

わざと大きな声で「オハヨウゴザイマス!」と
目を見て「お、おはようございます(口パク)..」と
2つを実演して、娘に
どっちが言われてうれしいか納得させました。

(いったん小さな声から始めて成功すると
次第に声も元気になってゆきました。なるほど!)

これは受験に限らず
学校に入ってから、道ゆく人との挨拶なんかでも
「声は小さくても届く」という
ささやかな勇気になっているようです。笑


3.周囲に合わせて
矯正しようとしないこと

ほんでもって3つめ。
これ実話なのですが

お受験プロの男児ママから
「○○ちゃんはまだ弱い。
追い込みかけたほうがいいわよ」と

迷える夏休み明けくらいに勧められたとあるスパルタ教室。
(彼女の口ぐせは「まだ積める」w)

丁寧に予約まで取ってくださったので💦
体験させてもらったのですが..

ピリッと張り詰めた教室のなかで
軍隊のように集団行動を特訓する子どもたち
間違うと容赦無く前に出され
「話を聞いていなかった」と全親の前で叱咤される

うそーーーん!!😭

そのママいわく
「女の子は、当日泣いちゃう子も多いから
このくらいの免疫つけとかないと。
3番のナントカちゃんも、7番のナントカちゃんも
(ビブスの番号呼び)
入ったころはビービー泣いてたのに
今じゃハキハキ仕上がってるわよ。幼○舎受けるんだって!」

と😂

その後も何度か誘われましたが
そこはキッパリ。

「うちは合わなかったわ、ごめ〜ん🙏」と
正直にお断りしました。

ちなみに、そこでコテンパに泣かされてた子たちは
終わって外に出ると一様に親に八つ当たり。。

年少とかから長期戦で準備していたなら
そういうタフなアプローチもアリなのかもしれませんが

直前期、焦って飛びつくと
子どもが考査を嫌いになると思ったし
(成功体験っていうところまで持っていけないまま本番とかまじ最悪)

我が家の受験へのスタンスについて
ほんと考えさせられました。

親の安心感のためだけに
足りないサプリを買い足すように
子どもにあれこれ背負わせてはいけない。

子どもをつぶしてしまうのは
結局、親の過度な期待と弱さなんだって

これもほんとに思います。


ペーパーの時間切れ問題については..
これは最後まで頭を悩ませました。
でももう「これ終わんなきゃ受からない学校なら
入ってもツラいだけ」と開き直った気がします。

幼児教室の先生が
「丁寧すぎるけど、それも個性」と認め
ソフトにソフトにスピード感を意識させてくださった
(叶いませんでしたが!笑)
そういうところもあのお教室を選んでよかったなと
思うところのひとつです。
(早く!と言われたらきっとテンパって自爆してたはず)

4.最後の「ワンチャン」を
生かせる子、逃しちゃう子

そして最後にもうひとつ。

考査は、すべての子どもに
最低ワンチャンスは与えられます。

集団のなかで抜きん出るナニかがなかったとしても
ちゃんと、目を見て話してもらえる機会がある
それが面接です。

そのときにしっかり、相手をみて
(その答えが熟考しての「わかりません」だったとしても)

「対話」になっているかどうか。
自信をもって大人と対峙できるかどうか。

これはトレーニングで身に付く部類のものだと思います。
幼児教室、大人との会話を経るなかで
相手に身を委ね、コミュニケーションを図ること

やんちゃなお子さんからしたら
「相手の話を聞く訓練」だし

熟慮型のお子さんからしたら
「緊張しないで自分を出す訓練」

かもしれません。


我が家は後者で
こちらは幼児教室が本当に導いてくださいました^^

敬語を知らない保育園児が←💦
正しい言葉づかいに触れ、礼儀をわきまえ
自信をもって大人と話せるようになる

知らない人だらけの模試に飛び込んで
いきなりグループを組み共同作業をしたり
ケンカが勃発して、オロオロしたり

この時期、彼女自身いろんな経験を通して
ぐんと顔つきがしっかりしてきたなと思ったのでした。


これは家庭では絶対に授けてやれなかった
「外だからがんばれたこと」のひとつだと思います。

さいごに。

これは某超人気私立小の教員(ワーママ友達)から聞いたのですが

面接官を何年もやっていると

「(その子の人柄は)
部屋に入って
名前を言っただけでだいたいわかる」

のだそうです。


そして付け加えるなら

学級構成のために
リーダー、活発、個性派、熟慮、快活、etc,..
さまざまなタイプが組織されるなかで

どんなに優秀で素敵なお子さんでも
その年に同じタイプが重なってしまうと
ご縁をいただけない場合もある。

それはもう致し方のないことで
だからこそ
「小受はご縁」と言われるゆえん。


だからエラソーなこと書きましたけど
ウチがご縁をいただけたのは
その年度のレアなポジションだったというワケで..

そういった層も一定数必要だという証明です。
(潤滑油として活躍していますなう!笑)



なんか長々と書いたわりには
要所が絞れなかったので..

この記事を貼っておきます。
子どもの性格はいじるな●「困った性格」はコントロールさせればいい



みなさんが培ってきた力を
考査当日、すべて発揮できますよう
心の底からお祈り申し上げます。


jaik


\当日の仕上げはコレ!/

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です