小学校お受験_結局、コネはあるのか?問題②

またまた、日が空いてしまいました
「お受験のコネ」続きです。
(※以下、あくまでも私の経験です)
〜B校について〜
こちらも、私立女子大系附属小学校
第三希望として受験をしましたが
じつは願書を出す(9月)直前までまったくのノーマーク
「第三希望を出しましょう」と言われて初めて校是などから探し出し
どんな学校なのか探るべく、ちょうど開催されていた夏の私立校合同フェアへ行ったのでした。

学校別にブースが出ていて
保護者が、各学校の先生がたと直接質疑応答。
「え、マンツーで喋らねば!?」状態に一瞬怯んだものですが
(しかもお目当ての学校に待ち構えたるは大御所風情のダンディなおじさま、、)
とはいえ、その学校についてはホームページ以上のリアル情報なし。
第3志望とはいえもしかしたらその後6年間を共にするつもりで受ける学校。
何とかしてその学校の姿勢や雰囲気を掴まねばなりません!
背に腹は替えられず
何から話せば良いんだろう?と迷いながらも
「じつは、最近になって受験を考え始めまして…」と、対話をスタート
(前の人がどんな話をしているか聞き耳立てましたが聴こえませんでした。笑)
(緊張でカチコチのワタクシに)
「(にこやかに)お子さんの学年は?」
「ね、ね、年長です」
ここで、まず驚かれましてさらにカチコチーン!!笑
夏の説明会でまさか年長親が来るとは思っておられなかったのでしょう
(しかも無謀なことにまぁまぁの人気校よ…)
「恐縮ながら、お受験について考え始めたのが最近で
お教室(受験塾)に通い始めました。
やはりこちらの学校を志望される方というのは幼少の頃からお受験の準備をされてきたようなお子さんが多かったりするのでしょうか?」
と、お受験 “準備” の話になり。
先方も、一瞬怯んだものの誠実なご対応をくださいました
「うちの学校は、ペーパーが速く解けるからすごいとか
そういったものさしでは評価しません。あくまでもこの年代において
できていると良いなと思われることができるかどうかの確認と
気持ちよく集団生活が送れるか。そういったところを見るんですよ」と優しく言っていただいて。
嬉しくなった私は、少しだけ緊張がゆるみ(笑
「そうなのですね、励まされます
お教室に通うようになって、娘自身も少し緊張感のある中で頑張ろうとしたり
これまでの保育園生活とは違った体験ができて楽しいようなのですが
今はまだペーパーも全然未熟で心許なく、皆さん素晴らしいお子さんばかりに見えてしまって、、 間に合うものか不安です」と、弱気発言。(というか、相談?笑)
このあたりの話を、うん、うんと聞いてくださったそのおじさま。
そのあとはできるだけ学校のアピールポイントを「聞く」ことに徹しながら
男女の人数差があるが学校生活はどうか、とか
いくつか話題を振り先方も気持ちよくお話をしてくださったと思います。
鋭い質問をしてやろうとか、出し抜こうとかそういったことは一切なくて
あくまで「学校に入ったら娘はどう受け入れてもらえますか?」みたいなことで
ちゃんと「対話」ができてる手応えはあった。
で、何だか私も育児相談をしたあとみたいに満たされて^^
「ありがとうございました
今日のお話を伺って、お受験がどちらに転んでもこの半年で得た力は今後のためになるなと思えました」と、すっと言葉が出てきたの。
すると
「じつはね、今欲しいのはそういう受験慣れしていない方なんですよ。
僕たちはお母さんが前のめりになって子どもをつぶしてしまう姿をいくつも見てきた。とても悲しい
だからどうか、”受験のために” 頑張りすぎないで。
お教室どこか通ってる? あぁ、あそこはうちの学校と相性がいいんですよ
○○先生に、この教員と話をしたとお伝えください」と
スッと出してきたのが、名刺。
肩書きを拝見すると、教頭!?
あとで知ることになるのですが
受験まわりの責任者だったようなのです
(当日の仕切りなどもされていた)
ひー!
知ってたらあんな相談できなかったw

そして
「学校説明会、もう年長さん向けには開催していませんが
ご興味いただければ学校にお電話ください。ご案内しますよ」と。
恐縮ながら、学校にアポをとって訪問しましたならば
なんとちょうどその先生が通りかかって!(たぶん本当に偶然
一緒に校内案内してくださいました。(ほんとに恐縮 お忙しいのに。
で、学校のようすも素晴らしかったので
B日程で受験をしましたが(A日程までにほとんど取る学校だったので狭き門)
当日の親の面接グダグダでしたのに、合格
それがコネと呼べるものか否かは知る術もありませんが
お教室の先生によれば
本当に、その学校とお教室(本部)は関係性が良かったらしく
それでも名刺をいただけたのは初とか。
(コピーを取られました笑)
お教室から本部のほうへ連絡すると言っていたので
「見えない力」が、もしかしたら働いたのかもしれません。
前回も書きましたが
もし、自分が学校サイドだったら
試験一発で6歳の子どもを判断するよりもやはり
価値観の合うお教室からお墨付きの子どもにマークをつけてもらって
判断のヒントをもらいたいと思いますもんね
学校側を「攻略」するのではなく
ましてや「理論や知識で圧倒」するでもなく
一緒に子どもを育てていく仲間として、協働者として
教育のプロに敬意をもって対話すること、求められているかもしれません。
「コネ(ご縁)は、引き寄せられるもの」という説もまた
地道に歩む方の希望になれば、と。思い切って公開します。
jaiko
